オリゴ糖が便秘解消に効果があるのはだいぶ知られてきています。
オリゴ糖商品には赤ちゃんや妊婦さん、高齢者までみんな飲めることを言わば「売り」にしているものもありますよね。
実際オリゴ糖自体に危険性は無くて赤ちゃんも飲める安全なものです。
ただし年齢によってはオリゴ糖を使う必要があるのか疑問な場合もあるんですよ!
場合によっては下痢を起こしたりする危険もあるので、年齢による体の特徴を知って本当に必要かどうか見極めることが大切になります。
今回は年齢によってオリゴ糖の使用に向き・不向きがあることをお話していきますね!
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オリゴ糖で便秘解消するには危険な年齢がある?
オリゴ糖自体は赤ちゃんから高齢者までみんなが食べられる食品です。
母乳にはガラクトオリゴ糖が含まれていますし、離乳食でよく食べるバナナやりんごなんかにもフラクトオリゴ糖が入っていたりとけっこう赤ちゃんに身近な食べ物にオリゴ糖は入ってます。
さらに商品として売られているオリゴ糖も原材料や製造法から見ても危険なことはありません。
(詳しくは→オリゴ糖が危険で副作用があるというのは嘘!安全性を解説!を見てね!)
だからオリゴ糖に害も危険性も無いと言えます。
ただし使い方や年齢別の体の特徴によってはオリゴ糖で便秘解消するのは向いていない場合もあると私は考えてます。
まったくダメっていうことではないのでそこは安心してくださいね。
ただわざわざオリゴ糖を使うまでもなかったり、別の方法が良かったりするよということも考えられるということですね。
それにはまずオリゴ糖がどのようにして便秘解消に役立っているのかそのしくみを知る必要があります。
オリゴ糖で便秘解消するしくみ
オリゴ糖には難消化性(消化吸収されにくい)の種類があって、この難消化性のオリゴ糖を食べることがまず便秘解消のポイントです。
オリゴ糖を食べるとこのようなしくみで便秘解消に効果が表れます。
1.難消化性のオリゴ糖は小腸で消化されずに大腸まで到達
↓
2.大腸にいるビフィズス菌のエサになる
↓
3.オリゴ糖を食べてビフィズス菌が増える&有機酸を作る
↓
4.有機酸の働きで腸が活発に動く&酸性の環境になり悪玉菌が弱る
↓
5.腸内環境が良くなる効果が期待できる!
かなりザックリとしていますがこんな感じで腸内環境が良くなっていくことで便秘解消が期待できるんですね!
オリゴ糖はおなかの中のビフィズス菌を応援することで便秘を解消するということです。
オリゴ糖で便秘解消するのに向いていない年齢とは?
おなかの中のビフィズス菌は赤ちゃんが1番多いんです。
特にお母さんの母乳の中にはガラクトオリゴ糖が含まれており、母乳を飲んでいる赤ちゃんのおなかの90%以上はビフィズス菌だと言われてます。
だから赤ちゃんのウンチは酸っぱい匂いがするんですね。
離乳食を食べるようになると徐々に他の菌も多くなってきて大人に似てくるようになります。
ここで思い出してほしいのがオリゴ糖はビフィズス菌を応援して腸内環境を良くすることで便秘を解消するという特徴です。
これを考えると特にミルクを飲んでいるような赤ちゃんや大人と同じものを食べるまでになっていない幼児は、おなかの中が悪玉菌でいっぱいとは考えにくいですよね。
そうなると乳幼児が便秘になる理由は腸内環境ではない可能性が考えられます。
つまりオリゴ糖はあえてあげる必要がないということです。
逆にオリゴ糖の量の調整が難しく下痢を起こしてしまう危険があります。
(難消化性のオリゴ糖は量を摂りすぎると下痢を起こしてしまいます)
しかもお母さんが便秘だと思っていても実は赤ちゃんにとっては便秘ではない場合もあるんです。
赤ちゃんの排便回数は毎日1回とは限りません。
毎日数回出る子もいれば2~3日に1回の子もいるので、大人の先入観で「うちの子は便秘だ」と思い込んでいる場合も多いです。
他の子と比べちゃうと「うちの子はヘンなのかな・・・」って悩むお母さんもいると思うんですが、まずはお子さんがどんなリズムでウンチをしているのかよく見てあげてください。
どんな時に出なくなるのか、ぐずったり気持ち悪そうにしているのは何日ウンチが出ていない時かなどしっかりメモなどに残しておきましょう。
もし心配な様子があったらまずは保健師さんやかかりつけ医に相談するのが良いですね。
便秘解消にオリゴ糖が向いている年齢は?
ビフィズス菌は離乳食を食べるようになると減り始め、子どもから成人になる過程で腸内の10%くらいにまで減ってしまいます。
さらに高齢者になると1%以下に減ってしまうと言われています。
そのため成人以降はオリゴ糖を摂ることで腸内環境を改善できる可能性があります。
特にこれらに当てはまる場合は合わせて見直すことで効果が出やすくなります。
・魚より肉を食べることの方が多い
・野菜が少なく食物繊維が不足しがち
この2つは便秘の原因としてよく言われることで「聞き飽きたな」って思うかもしれないですがやっぱり腸内環境を悪くする原因なんですよね。
肉中心の食生活は悪玉菌を増やす1番の原因になるので、思い当たる人は腸内環境が悪くなっている可能性が高いです。
こういった方はオリゴ糖を食生活に取り入れるとともに少し生活を見直していくと効果が出やすいと考えられますね。
高齢者の方は体の特性として便秘が慢性化していることが多く下剤を飲んでいる方もたくさんいます。
下剤を常用していると種類にもよりますが腸の機能が低下してしまうこともあり、より深刻な便秘になってしまう例がたくさんあるんです。
そうなる前にオリゴ糖を上手に使って腸の機能を助けてあげることは大切なことですね。
今回のまとめ
オリゴ糖での便秘解消にも向き・不向きがあることがお分かりいただけたと思います。
赤ちゃんがオリゴ糖を飲んじゃいけないわけじゃないんです。
オリゴ糖をあげる必要があるのかどうかしっかり考えること、大人の便秘とは特徴が違うことを頭に入れておいていただければと思います(^^)
それと私のおばあちゃんの話なんですが、飲まなきゃいけない薬の副作用でいつも便秘、いつも下剤を飲んでました。
それがデイサービスに行くようになってオリゴ糖を飲ませてもらうようになったらだんだんガスの匂いが減り、下剤の量が減って言った経験があります。
完全に下剤を飲まなくなったわけじゃなかったんですけどおばあちゃんは喜んでましたね。
高齢者の場合、腸内環境が改善するのにもより時間がかかるかもしれませんが試す価値はあると思いました(^^)
またオリゴ糖商品にもいろいろあって選ぶポイントもあります。
こちらの記事で詳しく解説してるので読んでみてくださいね!
→オリゴ糖で便秘解消するのはいつ頃?効果を高める3つのポイントとは!
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