春の味覚の代表格といえばたけのこですよね!
穂先の方も下のしっかりした部分もそれぞれ楽しめるし
炊き込みご飯や煮物、きんぴらなど何でも美味しいですよね。
たけのこは生を買って茹でる場合と水煮を買う場合がありますが
水煮のたけのこの中、見たことあります?
なんか白い粉みたいなのがたくさん付いてるんですよね!
あれって食べてもいいヤツなのかすごく気になります。
見た目はあんまり食べたらダメそうな気がして
私も面倒ながらいつも洗って使っていたのですが・・・。
あとは生で買ったたけのこと市販の水煮缶やパックのものに
栄養の違いはあるのか知りたいですよね。
1年の大半は生のものは食べられないし水煮の方が手軽に使えるので
ぜひとも水煮のほうにも栄養が残っていてほしいところです。
特にたけのこは食物繊維が豊富なイメージがあるので
便秘解消のためにも食物繊維がしっかり残っているのかハッキリさせておくべきでしょう。
これを読めばたけのこの疑問が一挙解決できます!
ではどうぞ~。
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たけのこの中の白い粉は食べても大丈夫?
たけのこの水煮の中を見てビックリ!
白いカビみたいな粉がたくさん付いてたという経験ありますよね。
これって食べても大丈夫なの?とちょっと心配になる見た目。
ちょっと食べるには気が引けるから洗って・・・と思うけれど
節の中を洗うのもけっこう大変なんですよね。
いったいこの白い粉みたいなものは何なのかと言うと
実はアミノ酸の一種である「チロシン」という成分でした!
このチロシンは水に溶けにくい性質のため結晶化してたけのこの中に出てくるのです。
アミノ酸なのでもちろん食べても全く問題ナシ!
調理してしまえば一部は溶けたりしてほぼ分からなくなりますので洗わなくてもOK。
大事なお客さんに出したりよっぽど嫌だという場合のみ洗い流せば良いでしょう。
食べてもOKなアミノ酸なら何か良いことがあるとうれしいですよね?
チロシンにはどのような効果が期待できるのかすごく気になります。
たけのこの白い粉「チロシン」には健康効果があるの?
チロシンは脳内の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの材料になります。
ドーパミンやノルアドレナリンはいわば脳のやる気スイッチみたいなもので
不足すると無気力やうつ症状のようなものが現れると言われています。
チロシンを摂ることでドーパミンやノルアドレナリンが作られ
集中力を高めたりストレスを和らげる効果が期待できるのです。
たけのこの旬は種類にもよりますが3~5月くらいです。
この時期は生活がガラッと変わったり新生活が始まりストレスのかかりやすい時期なので
意識してたけのこを食べるようにするといいかもしれませんね!
チロシンはブドウ糖と一緒に食べると吸収が良くなると言われています。
そういえばCMなどで脳のエネルギー源はブドウ糖だけというのを見たことあります!
ブドウ糖と一緒なら脳にうまく運ばれるのかもしれません。
ブドウ糖と一緒に摂るならたけのこご飯がオススメの食べ方ですよ~。
続いてはたけのこといえば食物繊維というイメージ、あるある!!
ということでたけのこの食物繊維について解説していきます。
たけのこの便秘解消効果は?
たけのこには食物繊維がたっぷり含まれているイメージがありますね。
たけのこ100gにはおよそ2.8グラムの食物繊維が含まれており
その大半が不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維はその名のとおり水に溶けず
腸内の老廃物や食べ物のカスを巻き込みながら進み便のかさを増やします。
食物繊維の詳しい解説はこちらの記事で読めます。役に立ちますよ!
→やば・・便秘に食物繊維が逆効果なんてショックすぎる!その理由とは?
便秘解消にも効果的ですが不溶性食物繊維ばかりを摂ると
逆に便秘を悪化させることがあるんです。
そのためたけのこを食べる時は汁物を付けて水分を多く摂るようにすることをオススメします。
また水溶性食物繊維を多く含む食べ物と一緒に調理するのもオススメです。
たけのこと相性が良い食材は「わかめ」!
わかめには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
「若竹煮」って聞いたことありませんか?
これってわかめの「若」とたけのこの「竹」です(笑)
良く考えると山のものと海のものを合わせて調理するってよく思いつきましたよね!
わかめの旬もたけのこと同じ3~5月なので旬のものどうしを合わせたんでしょうね。
それが意外にも便秘にオススメの組み合わせだったということです。
わかめもたけのこもお互いの風味を邪魔することなく引き立て合うので私も大好きな料理です。
若竹汁としてお吸い物にすることもありますよ♪
これだと水分も一緒に摂れて一石二鳥です。
続いても大問題の生のたけのこと水煮の栄養に違いはあるのかについて深堀り!
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生たけのこを茹でたものと水煮の栄養に違いはある?
たけのこは掘ったら一刻も早く茹でてアクを抜いてしまわないと
どんどんエグミが増えてしまうので生を食べることはほぼありません。
それを考えるとたけのこの栄養は基本、火が通っているものとして考えて差し支えないと思います。
そこで気になるのが生のたけのこを買ってきて自分で茹でたものと
市販の水煮のパックでは栄養価は変わるのかということ。
掘りたての生のたけのこを茹でたものの美味しさは格別ですが
大きな鍋で長時間茹でないといけないので手間がかかりますよね。
その点水煮は風味は劣りますが食感は楽しめますし何より手間なく料理に使えるのでとても重宝します。
この2つがあまりにも栄養が違っているとしたらおそらく水煮のほうが栄養が抜けてしまっていそうですよね。
それだとちょっとたけのこは敷居が高くなっちゃうなぁと思いますね。
春以外は水煮しかないですし。
さて実際のところどうなのでしょうか!?
茹でたけのこと水煮を比べてみたら?
たけのこの主な栄養素は先ほどのチロシンに食物繊維そしてカリウムです。
ビタミン類も含まれていますが他の野菜と比べても少ないので
たけのこから摂ろうとしてもあまり意味がありません。
この3つの栄養に関して茹でたけのこと水煮に違いはあるのか気になります。
というかそもそも茹でるのと水煮は違うのかということになりますが・・・。
結論から言うと茹でるのと水煮はほぼ同じです!
どちらも水で茹でる、水で煮るなのですよね。
ただしやはり市販のパックや缶詰の水煮はカリウムが格段に減ってしまっているという欠点があります。
[カリウムの含有量(100グラムあたり)]
・生たけのこ・・・・・520ミリグラム
・茹でたけのこ・・・・470ミリグラム
・たけのこ水煮缶・・・77ミリグラム
カリウムを摂りたい場合は生のたけのこを買ってきて自分で茹でた方がたくさん摂ることができますね。
しかも美味しいですし。
食物繊維とチロシンは茹でたけのこも水煮もあまり変わりないので
便秘解消目的、チロシンを摂りたい場合は安心して食べることができます。
では春だけの特別な美味しさ
生のたけのこの処理方法も覚えておきましょう!
生のたけのこの処理方法
生のたけのこをもらったり買ったりしたら一刻も早く茹でます。
時間が経てば経つほどエグミが強くなり、香りも抜け食感が悪くなるからです。
必要なものはたけのこ1本がそのまま入る大きさの鍋、米ぬかひとつかみです。
皮もむかずにそのまま茹でますよ。
スーパーで買うと米ぬかが付いている場合も多いです。
無い場合はとぎ汁で代用できます。
たけのこは泥汚れを落とし、根元の赤いブツブツ(根の跡)を薄く削ります。
身を残し皮部分にタテに切り込みを入れ、茹で汁が染みこむように少し広げておきましょう。
穂先の5センチくらいも斜めに切り落としておきます。
茹でる時は水からです。
たけのこがかぶる程度の水にぬかを入れ沸騰するまで強火にかけます。
沸騰したら吹きこぼれないくらいの火加減に落として1時間そのまま茹でるだけ!
吹きこぼれにだけは注意ですよ。
1時間経ったら冷めるまで茹で汁の中に浸けておくのがポイントです。
冷めたら水で洗って切り込みから皮をむけばできあがりです。
穂先の方の姫皮と言われる薄い皮は美味しい部分なのでむき過ぎNGですよ~。
とりあえずここまで下処理しておけば
食べない分は茹で汁に付けたまま保存容器に入れ冷蔵庫で2~3日は保存できます。
我が家は普段から無洗米なのでたけのこを買う時は
忘れずにぬかを一緒に調達するようにしないといけないですね。
近くのJA直売所では一緒にぬかを分けてくれるみたいです。
もし生のたけのこを買う場合は気をつけたほうがいいと思います。
米ぬかを入れる意味は米ぬかのカルシウムをエグミの元である
シュウ酸と結合させてエグミを感じなくするためです。
またぬかの酵素で繊維を適度にやわらかくし旨みを引き出す役割もあるんです。
たけのこの下茹でには米ぬか必須ですよ!!
今回のまとめ
たけのこの白い粉はやる気スイッチの元だったんですね!
今まで洗ってしまってたのでもったいないことしました・・・。
チロシンと食物繊維を摂りたい場合は水煮を活用しても十分摂れるので
これからも活用していきたいなと思いました。
ですがやはり美味しいのは新鮮なたけのこですよね~!
今回下茹での仕方もしっかり覚えたのでちょっと時間はかかるけれど
チャレンジする価値があると思います。
穂先は若竹煮にして根元はたけのこご飯と
千切りにしてかき玉のお吸い物だな!!(笑)
あなたはどんなたけのこ料理がお好きですか?
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