正直プロピオン酸菌ってなんなの?って思ってました。
私は便秘に少しでも効くものをネットでポチポチ探すのが日課なんですが
次から次へと新しい言葉が出てくるんですよね!
見つけたのがプロピオン酸菌でした。
お腹に良い菌っていろんな種類があるけれど
やっぱり日々研究されて新しい注目の菌が私たちの身近にやってくるんです。
でも正直よく分からない(笑)
乳酸菌でもビフィズス菌でも良い菌ならとりあえず摂っとけ!と思っちゃいますよね
でもこのブログを書いてきてそれぞれの菌の特徴を知るって大切だと気づきました。
自分は便秘のためにヨーグルトを食べてるのにお腹の調子を良くする菌は入ってないこともあるんですよ、実際。
意味ない(笑)
だから今回のプロピオン酸菌についてもなるべく分かりやすく
どんな菌なのかどんな効果があるのかまとめました^^
お買い物の時、サプリメントを選ぶとき
あっ!この菌はと気づいてもらえるといいなと思っています。
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プロピオン酸菌とはどんな菌?
プロピオン酸菌とは善玉菌の一種で乳酸菌、ビフィズス菌に次ぐ
第3世代の善玉菌、つまり三代目善玉菌(笑)と言われている良い菌です。
プロピオン酸菌はスイスの有名なチーズであるエメンタールなどの
美味しさを作っている菌なんですって。
チーズにプロピオン酸菌が入るとナッツのような香りを作り出し
炭酸ガスを発生させチーズの穴を作るんだとか。
漫画のあの黄色い穴のあいたチーズはプロピオン酸菌が作ってたんですね^^
一気に親近感がわいてきましたがこのプロピオン酸菌が
なぜ注目されていてどんな良い効果をもたらしてくれるのか気になりますね!
第3世代の善玉菌と言われるくらいですから
乳酸菌やビフィズス菌とは違った効果があるんじゃないかと期待しちゃいますね♪
プロピオン酸菌を摂るとどんな良い効果がある?
プロピオン酸菌の効果は腸内環境の改善によって便秘や下痢などのお腹の不調を改善することです。
ん?ちょっと待ってよ、それのどこが第3世代の善玉菌なの?
それってビフィズス菌とかと変わらない気が・・・
って思いましたよね?
プロピオン酸菌が特徴的なのはプロピオン酸菌自身が腸内環境を良くするというより
ビフィズス菌をピンポイントでアシストする物質を作れることなんです!
ビフィズス菌は大切な菌なのにどんどん減っちゃう!?
ビフィズス菌が腸内環境を改善する効果があるのは誰でも知ってますよね。
ビフィズス菌が作り出す有機酸が悪玉菌の住みにくい環境を作り
腸のぜん動運動を活発にしてくれるんです。
このようにビフィズス菌はお腹にとって重要な菌であるにもかかわらず
年齢を重ねるごとにどんどん減っていってしまうんですよ。
成人すると赤ちゃんの時の10%、60代では1%にまで減るとも言われています。
これには食生活も影響しますけどね。
だから私たちはヨーグルトなどビフィズス菌が含まれる食品を食べて
お腹の中でがんばってもらおうとするんですが・・・。
よそから来たビフィズス菌はなかなか定住してくれないんですよね。
1回摂ったらずっといてくれたら良いんですけど一定期間でバイバイしてしまうんです。
そこで登場するのがプロピオン酸菌のビフィズス菌アシスト!
プロピオン酸菌はアシスト役の菌
プロピオン酸菌は乳酸菌やビフィズス菌よりも生きて腸まで届く力が強い菌です。
生きたままってことが非常にミソでして
だからこそ腸まで届いてビフィズス菌をアシストできるってわけ。
プロピオン酸菌はビフィズス菌の増殖を促進する物質(BGS)を作ることができます。
これが不思議なことにビフィズス菌にだけ効くんです。
実験ではプロピオン酸菌を摂取すると便の中のビフィズス菌が5倍にもなったとか。
(便に出ていることは腸内で増えているのとイコールであると考えられてます)
つまりプレバイオティクス的な働きをしてくれる菌なんですね。
プロバイオティクスやプレバイオティクスについてはこちらの記事で解説してます!
→プロバイオティクスとは結局何のこと?プレバイオティクスとの違いは?
外から摂るビフィズス菌で効果を感じるかどうかって
自分の体に合うかどうかによるので探すのが難しいんですよ。
でも腸内に元々住んでいるビフィズス菌を増やすことができれば
自分の体に合わないということも無いはずですよね。
これってすごいことなんじゃないかなって私も思います。
今までヨーグルトを食べたのに効果が無い、無駄なお金使った!とか
そんなことが無くなるかもしれないんですから!
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プロピオン酸菌を摂りたいけどどんな商品がある?
プロピオン酸菌って多分あんまり聞いたこと無いと思います。
私も知りませんでした。
だってCMでも見たこと無いし、スーパーで売ってる乳製品にも
プロピオン酸菌なんて書いてあるの見たこと無いです。
それもそのはず、調べてみたら2017年2月現在
1種類のヨーグルトしかプロピオン酸菌が入っている商品はありません。
それは「プロピル」という商品で通販のみの販売のようです。
2017年2月末時点でAmazonでは在庫切れ表示になっていますので
購入は公式サイトから注文のみと思われます。
まだ研究段階のことも多いようなので商品が少ないのかもしれません。
プロピオン酸菌が作り出すBGSを効率的に生産する研究などもされていたようなので
BGSのサプリメントを探したら1つ見つかりました。
明治 B.G.S.POWDER 1.5g×14包 スティックタイプという商品がありました。
見かけたのはロハコとAmazonです。
気になった方は探してみてはいかがでしょうか?
プロピオン酸菌が手軽に買えない場合に代用できる方法とは?
プロピオン酸菌の効果がすごいものだということは分かったんですけど
今のところ通販でしか購入できるところがなさそうというのは壁が高い方もいますよね。
プロピオン酸菌を摂らなきゃビフィズス菌は増やせないの?と心配になりますが
そうではありませんよ、方法はあります!
自分のお腹の中にいるビフィズス菌を増やす方法は大きく2つあります。
・住みやすいような環境を作ってあげる
・エサをあげる
この2点がとても大事になりますので覚えておくといいですよ♪
住みやすい環境を作る
ビフィズス菌が住みやすい環境とは悪玉菌が増えるような食生活をしないことで作れます。
悪玉菌(主にウェルシュ菌)は高脂肪、高たんぱくの食事が大好きで
そのような食生活をしていると腸内で一気に増えてしまいます。
悪玉菌が元気になっちゃうとガス(おなら)のにおいの素をバンバン作ったり
腸内をアルカリ性に偏らせてしまいます。
だからお肉や揚げ物の暴飲暴食の後ってトイレのにおいが数日気になったり、便秘や下痢などなんとなく調子を崩すことがあるというわけです。
食べてすぐはにんにくとかネギなどの影響もありますけどね。
数日経ってもトイレがにおうのはまさしく悪玉菌が増えている証拠です。
またアルカリ性に偏った環境はビフィズス菌(や他の善玉菌)が住みにくい環境です。
ですからお腹の中のビフィズス菌を増やしたいのであれば
高脂肪、高たんぱくの食事の食べ過ぎは見直す必要があります。
食べちゃいけないわけじゃないんで安心してくださいね。
毎日お肉が続かないようにしたりする、何でもバランスよく食べることを意識しましょう!
エサであるオリゴ糖を補給してあげる
お腹にオリゴ糖が良いと言われているのはエサとしてアシストしてくれるからです。
ビフィズス菌をはじめ善玉菌はオリゴ糖をエサにして増えたり
腸を酸性に近づけ、ぜん動運動を促す有機酸を作り出します。
でもオリゴ糖ならなんでも言いわけじゃなくて好みがあるんですよ、菌にも(笑)
もっともビフィズス菌が好むと言われているのが
・ガラクトオリゴ糖
・ミルクオリゴ糖(ラクトスクロース、ラクチュロース)
この2つは大腸まで消化されずに届くのでエサとしてちゃんと機能します。
ただ自然の食べ物から摂りにくいのが難点。
どちらも牛乳や乳製品、母乳に含まれているオリゴ糖なんですよ。
ですからこの2つのオリゴ糖を摂りたい場合はパッケージの表示を見て
入っているかを確認して選ぶことになります。
次のお買い物から表示に注目してみてくださいね♪
あとはオリゴ糖のサプリメントを利用することになると思います。
その際も上記2つのオリゴ糖がしっかり摂れるかを確認して選んでくださいね!
乳糖不耐症や乳に関するアレルギーがある方は摂らないほうが良いでしょう。
もしどうしても気になる場合は必ず医師に相談して許可を得てから試してくださいね!
今回のまとめ
最後はプロピオン酸菌からちょっと話がそれてしまいましたが
目的はお腹の調子を整えることなのであえて書かせていただきました。
いろんな方法を知っていた方が良いですもんね!
プロピオン酸菌はまだあまりなじみのない菌ですし商品が少ないのが残念ですが
研究が進んで今後いろいろな商品が増えて手軽に買えるようになればいいなと思います。
だっと自分のお腹の中にいる菌を増やせるんですもん!
私もいろんなヨーグルトを試して効かなかったこともたくさんあるのでそうなったら嬉しいです。
では今回のまとめです!
・プロピオン酸菌はお腹の調子を良くするビフィズス菌を増やしてくれる菌
・自分のお腹の菌が増やせれば腸内環境改善の効果はとっても高い!
プロピオン酸菌の今後の商品開発に期待ですね!
メーカーさん、よろしくお願いします^^
次に読んでほしい記事はこちら!腸内環境を変えたいなら食物繊維も大切です^^
→腸活スーパーフードのスーパー大麦で腸内環境をガラリと変えて健康に!
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